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図書館の棚
キャンディーコットン

テキスト訳について

テキスト訳とは、本などの文字をパソコンに読み込み、テキストデータ化し、

​それを視覚障がい者が読み上げソフトを用いて聞くことができるようにすることです。

​「テキスト校正」「テキスト化」とも言います。

情報を得るための方法

点字リーディング
マイクロフォン
ノートパソコン、ヘッドセット、携帯電話
​点訳 音訳 テキスト訳
点訳

:視覚障がい者が情報を得るための方法として点字がよく知られています。

しかし、点字を使えるのは視覚障がい者の約1割ほどです。

音訳

:録音した音声を聞くことも重要な方法です。

CDや最近ではmp3データを直接ダウンロードして、ボランティアが録音した音声で本や雑誌の内容を聞くことができます。

テキスト訳

:パソコンやスマートホンの普及に伴って、最近注目されているのが、読み上げソフトを使う方法です。

​パソコンやスマートホンのアクセシビリティ機能、専用のソフトなどを使います。

この方法は、本などの印刷物の文字をコンピューターに取り込んで、文字をコンピューターが認識できるテキストデータ変換する必要があります。その作業をテキスト訳と呼んでいます。

テキスト訳作業①

​スキャンしてPDF化する

依頼された本などをスキャナーでスキャンします。

取り込んだ画像はPDFファイルとして

​パソコンの中に保存されます。

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コピー機プリンター
yomitori.jpg

テキスト訳作業②

​OCRソフトでテキストデータに変換する

​OCRソフトを使うと1ページを一度に変換できます。

​左の図はOCRソフトの画面です。

右側が変換されたテキストで、左側がPDF画像です。

テキスト訳作業③

テキストの校正と編集

変換されたテキストの誤変換を校正をし、

ページ数や読み仮名など、依頼者が使いやすいように

編集します。

​2度の校正を経て完成です。

屋外で働く女性
ブックスタック

テキスト訳の特徴

テキスト訳は、点訳や音訳に比べて、早く仕上げることができます。

読み上げソフトを用いて、一字ずつ確かめることができるので、

どんな漢字が使われているのか、英文であれば、スペリングまでも

確かめることができます。

音声データに比べて容量が小さいため、やり取りが容易で、メールに添付して送ることができます。

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